GORIGORI

25歳京都の会社員の日記

ニューハーフのショーパブに行った日記

8月27日の日記。

 

大学時代の旧友らと、ニューハーフショーハウス「ベティのマヨネーズ」へ。1年ぶり、2回目の来店だ。

ボーイに案内された席で待っていると、お姉様が席についてお酒を作ってくれる。話をしている最中にもこまめに酒を注ぎ足してくれたり、コースターの水滴を拭いてくれたりといった気配りがさすが。その日は4人のキャストさんが入れ替わり立ち替わり接客してくれた。下品でどうでもいいことばかり話した。

ショーが始まった。金色のロングドレスの女性達に囲まれ、遊女風のいでたちの女性が優雅に待っていく演目を皮切りに、色々なダンスや小芝居なんかが披露されていく。私はキャストの皆さんが(恐らく自前の)水着を着て明るくフレッシュに踊る演目がいっとう好きで、可愛さと眩しさに涙が出そうになった。改造され尽くした肢体の美しさもさることながら、人前で堂々と自分の体を晒して立ち回る覚悟の美しさみたいなものに、月並みながら憧れてしまった。私には到底無理だから。

こちらは竜宮城にいるようなパフォーマンスを観て感無量なのだが、舞台の上からは手を口に当て気色の悪い笑みを浮かべている女が視界に入っているのだろう。モチベーション、下がらないかな。下がったら申し訳ないなと一瞬我に返った。

ショーの後半、店の名物女優あんこさんがしっとりと歌いあげるさだまさしの「いのちの理由」は圧巻だった。「私が生まれてきた訳は」「しあわせになるために誰もが生まれてきたんだよ」ニューハーフが歌うと歌詞の重みのケタが違う。スパンコールのドレスより、デコルテに塗ったラメより、舞台の真ん中で歌う彼女自身がキラキラ眩しかった。数個前の演目でヅラを毟り取り、スキンヘッドの頭にトイレのスッポンをつけて客席を沸かせていた人物とは思えない。整形なんかでは出しようもない圧倒的な美をまとっていた。

その日は土曜にしては空いていて、次のお客さんが来なければ次のショーもそのまま観ていいとのことだったので、同じショーを2回観て、脳みそに焼き付けた。

心が満ちた。また行こう。誘ってくれたAちゃん、ほんとにありがとう。

 

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前来たときにはなかった新要素。わかりやすい形の呪いである。固定具の劣化により落ちてきて死ぬ人間が私じゃなくてよかった。